「お肌のくすみ」と一言でいっても、その原因や体質によってくすみの種類はさまざまです。
ここでは、その様々なくすみの種類中から、日本人女性に多く見られるくすみの種類を4つ取り上げます。
それぞれのくすみが現れるメカニズムや特徴を研究することは、くすみ対策をするために重要なことです!
ではでは早速、くすみの研究を始めてみましょう!
代表的な4つのくすみの種類とその特徴
角質肥厚
「角質肥厚」によるくすみとは、お肌のターンオーバーの遅れから引き起こされるくすみの種類の1つ。
お肌のターンオーバーが遅れてしまう理由はさまざまですが、主な理由として年齢から来る新陳代謝の低下があげられます。
人によっては少しズレがありますが、ターンオーバーは基本的に「28日周期」で繰り返されるそうです。
ですが、年齢を重ねると共にターンオーバーのサイクルが遅くなるもの。まだ古い角質が剥がれず肌に残っているのに次から次へと古い角質が固く!厚く!重なり合ってしまう、コレが「角質肥厚ぐすみ」の原因なのです。
他にも、ターンオーバーを遅らせる角質肥厚ぐすみの原因として、「喫煙・飲酒・ストレス」があります。まだまだ「角質肥厚ぐすみ」が起こる年齢ではないのに、この3つが当てはまる女子は要注意です!
角質肥厚ぐすみは「春」起こることが多いということを、みなさんはご存知でしたか?
春は、周りに引き込まれるようにして環境が目まぐるしく変わり、ストレスの理由が増えてしまう季節。だから、肌へのストレスも多くなるんです。
また、春の前は冬、その冬の間の寒さで慢性的に血行不良になってしまった体が、そのまま角質肥厚ぐすみを起こしてしまっているんですって!
このように、角質肥厚ぐすみを引き起こす原因は様々です。思い当たる節がある人は、要注意です!
乾燥
お肌のケアを語る上で、「乾燥」という言葉を何度繰り返したでしょうか!?「くすみ」の種類の1つとしてあがるのも、「THE 乾燥」です!
乾燥は30歳を境に加速度的に進む傾向にありますが、もともと乾燥肌という方も多いと思います。
乾燥によるくすみはなかなか厄介です。
肌の「セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸」という、とても大切な保湿成分が減少していることで乾燥のスピードがぐんぐん早まり、「乾燥ぐすみ」を招いてしまいます。
乾燥によるくすみの特徴は、お肌の色が「グレーっぽく」なってしまうこと。しかも!シワやたるみの引き金になってしまうんです!
乾燥ぐすみは、肌のターンオーバーが早すぎることが原因。乾燥肌だと肌の表面をなめらかに保つことがとっても難しく、いつだってお肌の表面が凸凹です。
ですから、光の反射が一定ではなくなってしまい、よりくすみが特徴的にお肌に現れてしまうのです。
顔全体が粉を吹いたように、白くなってしまうのでファンデーションのノリも悪く、メイクでカバーすることも間々ならない悲しいくすみなのです。
血行不良
実は、どのタイプのくすみでも「血行不良」が原因の一つになっているんです。
体を冷やすと、常に体内の血液の流れが滞ってしまっていますよね。血行不良によるくすみの特徴は、肌の毛細血管まで血行不良になってしまっていることです。
お肌の毛細血管が血行不良になると、肌色が悪くなります。すると、顔が何となくくすんで見えるのです。これが、血行不良によるくすみです。
血行不良によるくすみ対策として、毛細血管までしっかりと血液が送られるように、意識的に体をほぐして動かすようにしましょう。長時間同じ姿勢をつづけた時には、特に体全体をほぐすようにしてくださいね。
特に、夏場のクーラーがガンガンと効いている屋内では、ストールやカーディガンでしっかり体を冷えから守り、水分を摂るときには、温かい飲み物を摂ることがおすすめです。
「いろいろ着こむとおばさん臭くなるから嫌!」「オシャレは我慢!!」という気持ちも分かります。でも!冷えは女性の体の天敵なのです!しっかり寒さ対策をして、冷えから体を守ってあげましょう。
腹巻やウォームインナーなどを多用することで、見えないところで冷え対策をするという手もありますよ。
体温が下がると、体調が崩れやすくなったり肌がガサガサになってしまったりと良くないことだらけです。体はしっかり温めておきましょう。
黄ぐすみ
黄ぐすみと聞くと「みかんを沢山食べた人」を思い浮かべた方も多いのでは!?
実はコレ、みかんを食べすぎることでみかんの糖分で血糖値が飛び上がってしまい、体内のインスリンが「もう処理ムリ!」状態になっているせいって、ご存知でしたか?
摂りすぎて余ってしまった糖分がタンパク質と結合して「糖化」を起こすことで、茶黄色く固くなってしまったタンパク質が体や顔を黄色くさせたことが、黄ぐすみの原因だったんです。
果物は体に良いからと言って食べ過ぎてしまっては、体に悪いんですね。100%果汁の飲料も飲みすぎには要注意です!
黄ぐすみが起こると、お肌の弾力・ハリが失われてしまいます。そして、黄ぐすみは一度なってしまうと、なかなか治りにくいんです。ですから、糖分の摂りすぎには要注意ですよ!
まとめ
みなさんの気になる「くすみ」は、この4つの中のどれに当てはまりましたか?
中には2つある・・・3つある・・・と言う方も多くいらっしゃると思いますが、くすみの特徴は要因が複数あることも、けっして珍しいことではありません。
でも、くすみの種類や特徴をしっかりと知り学ぶことが、くすみ改善のための最短ルートになることは確かです。
自分のくすみがどの種類に当てはまるのか?改めて確認することで、より良い「くすみケア」に出会えるのは間違いないのです。