シミ対策

肝斑に効果があるといわれている漢方3選を紹介!!

30代に突入すると気になりだすのがシミ。年々変わっていく自分のお肌に悩みを抱える女性は多いはずです。

そのなかなか治りにくいシミは、もしかすると肝斑の可能性も…。

肝斑とは、顔の目の周囲から頬の両側にかけてできる、化粧でも隠しにくく治りにくいシミの一種です。

30代~40代の女性に多くみられ、誰にでも発症の可能性のある肝斑。

その一番の原因とされるのが、ホルモンバランスの乱れ!紫外線が原因で出来るシミと違い、美白化粧品やUV対策、レーザー治療では治りません。

そこで注目したいのが漢方薬!

漢方薬とは自然由来の生薬を組み合わせ、症状にあわせて調合したものです。

生薬の力で身体全体の状態を整え、治癒力を高める事で症状を改善していきます。

即効性はありませんが、天然成分の生薬で構成されたものなので、副作用が少なく身体に優しい薬です。

「お肌は内蔵の鏡」という言葉をご存知でしょうか?

表面的なケアをどんなにきちんとしたとしても、内側の問題が解決されなければ、なかなかお肌の状態は改善されません。

まずは身体の調子とホルモンバランスを整える事が、肌トラブル解消への一番の近道!漢方薬の力を借りてみましょう。

肝斑に効果があるといわれている漢方3選

2016-04-29_133312身体に優しい薬だと言う事は知っていても、あまりなじみのない漢方薬。調べてみても難しい漢字が並び、どう読めば良いのかもわからないものばかり…。

そこで今回は、肝斑に効果的だとされる漢方薬3つをご紹介します。

当帰芍薬散料(トウキキャクサンリョウ)

血の巡りを良くして身体をあたため、ホルモンバランスを整えていく漢方薬です。女性の聖薬とも呼ばれています。

身体をあたためる当帰(トウキ)や川きゅう(センキュウ)をはじめ、6種類の生薬からなります。

血行を良くするので、むくみや肩こり、冷え性も同時に改善できます。

加味逍遙散(カミショウヨウサン)

10種類の生薬からなり、血液の循環をよくしたり、上半身の緊張をほぐしたりして、身体をあたためます。

ホルモンバランスの調整に効果的で、イライラや疲れを和らげてくれます。また、余分な水分を排出したり、便秘を改善する効果もあります。

桂枝茯苓丸料加ヨク苡仁(ケイシブクリョウガンリョウカヨクイニン)

6種類の生薬を組み合わせ、血行を良くして身体の熱のバランスを整えていきます。

桃仁(トウニン)の冷えを改善する効果や、茯苓(ブクリョウ)の気持ちを落ち着ける働き等の相乗効果で、ホルモンバランスを整えます。

どれも女性にとって嬉しい効能ばかり。

これらの漢方薬は身体の巡りを良くしてくれるので、自己治癒力が高まり、お肌だけではなく体調も改善されて一石二鳥!自律神経のバランスも整えてくれるので、心身ともに健康へ導きます。

漢方はどれも効果を実感できるまで時間がかかる

漢方薬は症状に直接作用する西洋薬とは違い、本来身体のもつ機能を高めて体質を改善することで、症状を抑えていく物です。

西洋薬には即効性がありますが、薬がきれるともとの状態に戻ってしまいます。

漢方薬の場合は、その症状に対抗する力を自分の中から引き出すものなので、体質が改善されるまでの時間を要しますが、確実に調子を整えてくれる薬です。

途中で投げ出さず、じっくりと身体に向き合う事が大切です。

ハイドロキノン・トレチノインを使った方が早く効果を実感できる

ホルモンバランスの改善には時間が必要…という事をわかっていても、お肌のトラブルは女性にとって大きな問題。

出来る事なら早く治したいですよね。

そんな時に頼りになるのが、ハイドロキノン・トレチノン。

参考記事>>炎症性色素沈着はハイドロキノン配合の美白化粧品で消えるの?

ハイドロキノンはアメリカなどで、シミやニキビの治療薬として使用されている薬で、シミの原因であるメラニン色素の産生を抑える作用があります。

既に出来てしまったシミにも、シミの予防にも効果があるとされ、注目されている薬です。

また、トレチノインには皮膚の細胞分裂を促し、表皮のメラニン色素を外に押し出す働きがあり、ハイドロキノンと併用するとより高い効果を発揮すると言われています。

この二つの薬を使用する事で、早く効果を実感できますが、使用法を誤ると逆にシミを作ってしまう事も…肌に合わない場合は、すぐに使用を中止し医師に相談しましょう。

参考記事>>ハイドロキノンの副作用~白斑を回避するためには?

まとめ

老けて見えたり、不健康に見えたり、気分が落ち込んだり…女性にとって肌トラブルは大きなストレスですよね。

そのストレスがまた、ホルモンバランスを崩し悪化してしまうという悪循環にもはまりかねません。

いつまでも美しい肌でいるために、まずはホルモンバランス、体質の改善が重要。自分に合った方法を見つけてケアしていくことが大切です。

その方法の一つに漢方薬という選択肢があります。

漢方薬でじっくりと時間をかけて改善された体質は、肝斑だけでなくあらゆるバランスを整え健康的な身体をキープしてくれるので、おすすめのケア方法です。

早ければ2週間ほどで、少しずつ効果が実感できるはず!これを機に一度試してみてはいかがでしょうか。