炎症性色素沈着って言葉を知ってますか?炎症性色素沈着とは、シミの一種です。
キズなどが炎症を起こして、その跡が色素沈着してしまった状態です。
日焼けによる色素沈着のように日光が影響するものと区別されてこうした名前になっています。
ニキビの跡、キズの跡、虫刺されやムダ毛処理、アトピー性皮膚炎の跡など様々な肌の炎症やキズが原因となったシミなのでできてしまったらなかなか治りにくいですよね?
きれいさっぱり消すということは一般の化粧品ではありえない印象で肌のくすみには効果があるかもしれませんが、気が遠くなりそうです。
しかし、実はこうした色素沈着も自宅でのケアをすることにより治るものもあるんですよ。
ハイドロキノンで軽度の色素沈着の治療が可能
色素沈着には重度と軽度のものがあり、赤や茶色っぽいものが軽度、紫や灰色のものは、重度のものになります。
軽度のタイプは、丁寧に自宅でケアしていけば治る可能性が高いです。
こうした軽度の色素の沈着におすすめなのがハイドロキノンです。シミを薄くするという美白化粧品も沢山出ていますよね。
どの製品を使ってみても、その効果はあるようなないような、微妙な感じですよね。
ハイドロキノンはアルブチンやコウジ酸といった美白化粧品の10倍~100倍の効果があるのでこうした色素沈着にもかなり効果が高いんですよ。
ただし、ハイドロキノンはいわゆる肌の漂白剤の効果があるので、あまり効果が強いものを使うとシミの部分が白くなりすぎる白斑の症状をおこすこともあるので、注意が必要なんです。
アメリカでは、効果が高いために化粧品としては濃度が2%の含有量しか認められていません。
日本では4~5%くらいのものもありますので、効果については十分注意をして使用上の注意をよくみて使うようにしたほうが良いようです。
また効果が絶大なため副作用や使用上の注意を守ることがとても大切になってきます。
まず、この成分を使用すると、メラニンの生成をストップすることから紫外線を受けた場合、ひどいシミになります。
そのため、日焼け止めを塗ることを徹底する必要があります。
重度の色素沈着は医療機関を受診しましょう
これとは逆に灰色や紫色、青色っぽい色素沈着は重度のもので真皮にまで達してしまっています。
肌の表面はターンオーバーを周期的に繰り返すので自宅での治療でも徐々に再生されていきますが真皮はターンオーバーもないので跡が残りやすいのです。
こうした場合はレーザー治療などが必要になってきますので医療機関に相談をして治療をするようにしましょう。